はじめまして。
ノイマンのコンデンサーマイク、TLM49の購入を検討している際にで次の商品を見つけました。
http://www.rider.ne.jp/item/detail.php?cid=7&uid=63
それで、「マイク使用にベストケーブル」とありますが、どういったところがベストなのか教えていただけますか?
またそれは、購入を検討中のTLM49にもあてはまりますか?
ゴッサムは元々ノイマンのOEMも受けていました。
GAC-3については現在のノイマンのKシリーズケーブルと、
全くと言って良いほどそっくりのケーブルです。
ゴッサムは発表できないでしょうが、現在もゴッサムが生産し
ている可能性を感じます。
0.05mm程の芯線が100本以上ある中の6本数が違うだけで
ほとんど同じものと言えます。
ケーブルの被覆を剥いただけではどっちがどっちか分かりませ
ん。
つまりノイマンのマイクケーブルとしてのケーブル、
もちろんマイクとしての性能を追ったケーブルになります。
また3芯シールドでグランドとアースを分けた配線になります
ので、その他ファンタム電源のマイクケーブルとしても向いて
います。
ノイマンのマイクに関しましては、古いものも取引先にありま
すので、もしご希望があればお探しいたします。
さっそくのご返答をありがとうございました。
ということは、ご説明いただいた内容は購入を検討中のTLM49にもあてはまると解釈しました。
それで、古いものも取引先におあり、とのことですが、私の方の概略を説明しますと、
主にピアノ(スタインウェイ、ベーゼンドルファー)、アコースティックギター (クラシック、フォーク)、ハーモニカなどを録音するためのマイクの購入を検討しています。今のところ最も重視するのはピアノの倍音をいかに豊かに捉えることができるか、という部分です。これは良いマイクを購入するだけで得られるものとは思いませんが、いろいろと調べたり、サンプルを聴き比べたりした結果最も欲しいと思ったのはM149でした。と言いますか、市販のCDの中で理想のものがあり、そのアルバムのレコーディングエンジニアが使用しているマイクがそれだったんですね。しかし、これは予算的にちょっと厳しいので、同じ系統と思われるTLM49の購入を検討している次第です。U87Aiはいくつかのサンプルを聴いた限り、ピアノに関してはイメージが少し違うような印象を受けました。TLM102も決して悪くはない印象を受けてはいます。その他のノイマンのマイクはピアノが録音されたサンプルを聴いたことがないので判断のしようがない、というのが正直なところです。
いずれにしましても、プリアンプでも音は変化するようですので、理想のサウンドを得るというのは簡単ではないとは思っています。
ということで、もしも古いものも含め、お薦めのものがおありであればご連絡願います。
お世話になります。
ノイマンはマイクのトップだったのですが
近年はちょっと変化しています。
元々のノイマンの作りを受け継いでいるのはゲッフェルという
メーカーで現行のノイマンはゼンハイザーの影響が大きい形で
ゼンハイザーマイクといっても良い形です。
つまり現行品では圧倒的にゲッフェルの性能が良く、プロはゲ
ッフェルを愛用しています。
M149はフォーカスが甘くお勧めできないです。
ただ簡単に音をとる時はフォーカスが甘い分調整をちゃんとや
らなくてもとれる部分はあります。
TLM102はプロから言わせると、使えないマイクです。
取引先からはピアノですと矢野明子さんが使っている
ゲッフェル M-930・940(違いは指向性)
ステレオでとるのに2本40万ぐらい
ゲッフェルM-300 14万 1本ならこれがお勧め
ゲッフェルM-990TUBEゴンチチさんが使っている。
44万ぐらい。歌も楽器も現行品ならこれがベストかも。
大体こんな感じです。
ただ、もし都内でしたら1日だけの録音でしたら取引先が10万
円程度で行ってくれるとの事です。
ベストのマイク、機材を使ってくれる事は間違いありません。
クラシックですと宇宿まさとさんの録音・マスタリングを行っ
ているかたです。
私の師匠で日本のトップレベルの技術をお持ちです。
追伸です。
ゲッフェルのマイクも年代物のノイマンも
取り寄せる事が可能ですし、メンテ、修理等も
お受けできますので、何かあればお気軽に仰ってください。
ご連絡をありがとうございます。
それで、ちょっと質問いたします。
ゲッフェルに関してざっと検索したところ日本語による情報は少ないようですが、次のサイト以外に同社の商品が紹介されているサイトはありますか?
http://www.ssl-inc.com/product/gefell/
M930とM940はスーパーカーディオイドとカーディオイドの違いとのことですが、それぞれどういう使い分けがあるのでしょう?ピアノのステレオ録音に適するのはどちらとかはありますか?
ゲッフェルのM930、M940、M-990TUBEはサスペンション内蔵のようですが、ということはNEUMANN TLM49やU87Aiなどのようにサスペンションを付ける必要はないということですよね?
1本ならM-300がお薦めとのことですが、それはどういうことですか?(指向性とかの理由?)
基本的にステレオ録音を考えてはいますが、気になるので一応お訊きします。また、この機種はステレオ録音には向かないのでしょうか?
TLM49に関しておっしゃっていた「フォーカスが甘い」というのは単一指向にも関わらず、無指向寄りの傾向ということですか?
次のアルバムをiTunesで試聴しました。
映画「歩いても 歩いても」サウンドトラック / ゴンチチ
あなたと歌おう / やもり(森山良子と矢野顕子)
それで、矢野顕子、ゴンチチ以外にゲッフェルのマイクを使用しているアーティストはいますか?
ちなみに私が理想としているサウンドのアルバムです。
・Old Places Old Faces / Joe Sample
→ このアルバムのレコーディングエンジニアのアル・シュミット氏がピアノ録音の際にM149を使用しているようです。
・The Things We Did Last Summer New York Trio
→ こちらはiTunesに登録されていないようです。このアルバムはピアノの音が素晴らしいと感じました。ピアニストの演奏が素晴らしいからというのも勿論あると思います。
また、私の録音環境は、ピアノ録音の場合、MacBook、APOGEE DUET、今回購入するマイクとなります。
私は関西在住のため、東京での録音は現状では厳しい状況です。また録音は1枚のアルバムにつき、10~12時間程度ですが、問題は、これを何日かに分けて行う(7日くらいで、しかも期間は1ヵ月くらい)、というところです。プロのエンジニアの方にお願いできるのならそれはベストで、機会があればお願いしたいものですが。
ここ以外に詳しい情報は無いかもしれませんね。
大阪には幾つか馴染みのスタジオも有りますし、予算的に折り
合い
が付けばフリーのエンジニアさんもご紹介できる場合もありま
す。
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Gefell M930,M940,M950,M960はそれぞれ指向性の違いとなりま
す。
スタジオ録音ではM930,M940が一般的です。
(M930:単一指向性 M940:超指向性)
ホールやアンビエント的な録音ではM950,M960も使われます。
(M950:ワイド単一指向性 M960:無指向性)
これらはNeumann U47,M49といったヴィンテージマイクでも
使われていたM7というダイアフラムが使われています。
録音される場所の響きが良く、ノイズが少ない場所であれば
指向性の広いマイクロフォンのほうが奥行き感が出て良いか
と思います。逆に、デッドに録音し後処理される場合などは
指向性の強いマイクが良いでしょう。
M930シリーズはサスペンション機能を内蔵していますので、
殆どの使用で追加のサスペンションは不要と思われます。
純正オプションとしてはEH93というサスペンションもございま
す。
M300はソロマイク的な使用に適しています。
ギターやベースなどの弦楽器にはM300が合う場合も多いです。
これは、チタン製で小口径のダイアフラムを利用しているため
、
M930などのラージダイアフラム系よりも立ち上がりが速く、
抜けが良くなる為です。主にオンマイク使用となります。
Neumann社の従来のマイクロフォンは、アナログテープで収録
した際にフラットになるようチューニングされていたようです
。
現在はデジタル録音が主流となり、入出力がトランスペアレン
ト
ですので、Neumannのチューニングでは誇張されたキツめの音
に
なりがちです。
対してGefellのマイクロフォンはNeumannと同じ設計でありな
がら
デジタル録音に合ったチューニングがされています。
そのことから、「アナログ+Neumann」 ≒ 「デジタル+Gefell
」
と評される事も多いです。
M930は海外で "TLM Killer" などと評されている点も見逃せま
せん。
Neumann社がSennheiserに買収され、年々Neumannらしさを失っ
て
いるのとは対照的に、Gefellは「正統なNeumann」として、伝
統的な
製造方法を守り、Neumannらしさを打ち出しているからかもし
れません。
Neumann社は1991年に倒産し、Sennheiser社に吸収されました
。
しかし、「最高のマイクロフォンメーカー」としてNeumann社
の
ネームバリューは絶大なもので、職人の手を離れて、なお大量
生産
されている背景には、Neumannのロゴが付いていれば売れると
いう
営業的な側面が大きいようです。
実際、現在のNeumannマイクロフォンはSennheiser社の工場で
、
Sennheiserマイクと同じラインで製造されています。
対してGefell社は第二次世界大戦後から継続してNeumann伝統
の
M7カプセルを軸とした開発を続けてきました。
ベルリンの壁の崩壊とSennheiser社によるNeumann買収により
、
大量生産に嫌気の差していたNeumann社の職人達がGefell社に
逃げ込んできたという逸話もあります。
Al Shmitt氏はM149を多くの場合オフマイク(アンビエント用)
と
して利用しているようです。
メインの収録にはNeumann U67(Vintage)を多用しています。
U67の音像は一言でいうと「ソリッドでパワフル」です。
対してM149はソフトなサウンドなので、アンビエントなどで
膨らみ成分として利用しやすいのですが、メインマイクとして
は音像が甘い傾向が有ります。
M149はM49(Vintage)の復刻版という位置づけとなりますが、
Gefell M990にはM49と同じダイアフラム、U67と同じ真空管が
使われています。
また、Al Shmittのサウンドはマイクだけで作られるものでは
無く、
マイクプリも重要なポイントです。
常用しているマイクプリは Martech MSS-10 というもので、
これは Al Shmitt の他にも Bruce Botnick や Andy Smith な
ど
著名なエンジニアから高い評価を得ています。
他にはOptical系のコンプレッサーも好まれるようで、代表的
には
Summit TLA-100やTeletronix LA-2A、ADL 1000 といった機種
が
挙げられます。いずれも光素子を利用したコンプレッサーで、
歪み感を増やさずにレベルを整えることができます。
ご検討下さい。
いろいろとお答えいただき、ありがとうございます。
現在、M930を検討しています。
M-990TUBEはご説明いただいた内容からとても魅力を感じますが、現状では価格面から断念しています。
それで、
M930 STEREO KITにはORTFまたはX-Yマウントが付属しているようなのですが、ピアノ録音の場合、ORTFとX-Yそれぞれどのような違いになりますか?
http://www.ssl-inc.com/product/gefell/m_930940950_studio_condenser_m.html
マウントについては後で追加も出来ます。
好みによる部分ですので、中々説明が難しいのですが
ORTF フランスの放送局の方式
ホール等ではよく使われる方法
同軸で90度開く 位相は正確で音の広がり少なめ
後でこの部分だけ購入も出来ます。
X-Y スタジオ・ホールどっちでも。
海外のレビューをみるとスタンダードによく使われていま
す。
丈夫さはない感じです。。
また購入を考えているとのことですので
宜しければ3日間のデモ機を出す事が出来ます。
それ以上の分はレンタル料1日12,000で可能です。
前回のメールは先方に説明を御願いしました。
先方はAl Shmittとも実際に会
っていて顔馴染みの人です。
Al Shmittが使っている機材も全て販売が可能ですが、機材も
良いもの使われているし、録音・マスタリング技術も大きく左
右する部分ですので、グレードの高いものをお求めの場合はエ
ンジニアに御願いした方が良いと思います。
ご返答をありがとうございました。
それでは、デモ機をお借りしたいと思うのですが、レンタルの条件などはありますか?
手続きはどのようにすればよろしいでしょうか?
発送と返送にそれぞれ1日を要すると思うのですが、それらを含めて3日ということでしょうか?
次のマイクスタンドに取り付け可能でしょうか?
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=427^21020^^
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=427^21070^^
デモ機使用の日程は次のいずれかを考えています(スタジオの予約が必要になるため)。
10/9、10/11、10/15
よろしくお願いいたします。
デモ機の件、先方より回答を頂きました。
以下の通りです。
デモご依頼の際、機材の紛失・破損等につきましてはお客様の
責任にて、係る代金をご負担頂きますのでご了承下さい。
また、マイクスタンドについてはお送り頂きましたリンクが切
れておりましたが、いずれもK&M #21020 #21070 (3/8"AKGネジ)
かと思いますので、
接続可能です。(ホルダー側は5/8"SHUREネジ及び変換ネジが付
属します)
なお、Gefell M930は現在メーカーにて校正(ペアリング)を行
っており、
弊社にございませんので、M940,M950,M960いずれかで代替とな
ります。
M300はデモ可能です。ソロ・ピアノでしたらM940で問題無いと
思います。
機材デモ/レンタルの条件は以下の通りです。
・デモのご利用は1機種につき1回のみ、3日間を限度と致し
ます
3日を越えるご利用の際は、超過日数分のレンタル料金を申
し受けます
・1回のデモで複数機種をご希望の際は都度ご相談下さい
・機材の発送にかかる日数はご利用日数から除外致します
(ヤマト/宅急便の配達日数を基準と致します。例:本州は
往復各1日です)
・ご利用日数は、ご利用開始日から終了日までの連続した日数
を基と致します
例: 10/1 10/3 10/5 にご利用の場合は、10/1〜10/5の5日間
と致します
3日間とはなりませんのでご注意下さい
・ご返送の際は送料元払い(お客様負担)にて御願いします
・機材の到着後、すぐに検品を御願いします
破損等お気づきの際は、到着後すぐにご一報下さい
デモ期間中、お客様のご利用方法が原因と考えられる故障、
破損に
つきましては、係る代金をご負担頂きますのでご了承下さい
。
・落雷・地震など自然災害による破損につきまして、担当する
各公的機関に
よる証明が無い場合、係る修理代金はお客様のご負担とさせ
て頂きます
メールタイトルの本題に戻ることになりますが、
マイクケーブルに関して、Gotham GAC-3、Gotham GAC-2 V1 Low Noise、マイクケーブル MOGAMI モガミ 2549(2芯)、マイクケーブル MOGAMI モガミ 2534(4芯)、CANARE ( カナレ ) / EC05 BLACK (これは他社のサイトで見ていました) などを検討しているのですが、お薦めのものはありますか?
先に行っておきますと、正直なところ、CANARE ( カナレ ) / EC05 BLACK などの低価格なものになる可能性もなきにしもあらずではありますが。
よろしくお願いいたします。
お世話になります。
マイクケーブルに関してはGAC-3をお勧めします。
カナレが低価格とはいえ、ケーブルの場合は価格差はしれてい
ます。
またせっかくの良いマイクがもったいないです。
ご検討下さい。
わかりました。それで、長さはどれくらいにすればよいのでしょうか?
ケーブルの長さについては機材配置にあわせ
使い易い適切な長さのケーブルを選んでください。
かなり長く使っても大丈夫なケーブルです。
ありがとうございました。
検討いたします。
次のページに
http://www.rider.ne.jp/basis/
「機材の金の受けには銀プラグ、銀の受けの場合は金のプラグが自然」と書かれていますが、
APOGEE DUETのXLR端子が銀で、GEFELL M930を繋ぐ場合、どうなりますか?M930側が銀なのか金なのか不明ですので。
ちなみに長さは5Mくらいを検討中です。
GEFELL M930は金メッキ端子です。
ありがとうございました。
もうひとつ、GAC-3を5mで重量はいくらでしょう?
ケーブルは5mで約200gとなります。
端子はXLRメス約36g、オス32gとなります。
一応確認ですが、マイク側がオスですよね?
DUETのケーブルを確認しましたが、こちらは穴が空いているのでメスと思われます。
機材側は通常出力がオス、入力がメスですので
ケーブルはメス〜オスとなります。
ということは今回の場合、メスが銀でオスが金という選択でいいんですよね?
お勧めしているのは
マイクは金なのでXLRメス銀、デュエットはもし銀なのであれ
ば金で良いかと思います。
ただ好みの問題もありますので、あくまで目安としてください
。
了解しました。
21日にケーブルが届きました。
早々のご対応をありがとうございました。
そして今日マイクが届き、ようやく使用できそうです。
取り急ぎ、お礼まで。
素晴らしいマイクを手に入れられ、これから楽しみですね。
また何かありましたら宜しく御願いいたします。
その後、現在に至るまで、GEFELL M930を録音に使用しているが、良好な結果を得ることができている。
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