Scync LysenceとCreative Commonsの違い

  • Scync Lysenceは広告のクリック収入をもたらすが、Creative Commonsにはない。
  • Creative Commonsはコンテンツ利用者がCreative Commonsを表示するため、コンテンツの宣伝の効果が期待できるが、Scync Lysenceには表示義務はないため、宣伝効果を期待することができない
  • Scync LysenceコンテンツはYouTubeで強制的に広告が表示される。
  • どちらもユーザがライセンスの範囲の元、コンテンツを自由に使用することができる
  • どちらもユーザが音楽の全てを流すことができてしまう
  • どちらもいつでも停止することができるが、それまでに配布したライセンスに関しては取り消すことはできない
どちらにも一長一短があり、どちらを採用したとしても必ずしも望み通りの結果が保証されているわけではないが、ユーザの視点からすると、YouTubeで強制的に広告が表示されてしまうScync LysenceよりCreative Commonsの方が印象としては分が上がりそう。また、キーワードツールによる調査では、グローバル月間ボリュームがCreative Commonsの450000に対し、Sync Licensingは2900と大きく開きがあり (20130128調査) 、その認知度にもずいぶん違いがある。
これらを総合して考えると、現在のところ少なくとも、どちらに乗っかるのかという視点ではCreative Commonということになりそう。
Creative Commonsの成功例『The Power of Open』を読むと、コンテンツの無料公開を推奨する声も多いが、その具体的な効果がイマイチイメージすることができない。従って、現時点ではコンテンツは有料、ライセンスとしてはCreative Commonsを採用するという形を取ることにしたい。

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